正解は「確定的なことは誰にもわからない。」「確定的なことを言っている人は一律的にペテン師扱いせよ」だろう。
2011/03/15の富士宮震度6強の地震、東海地震に全く関係ないと断言するのは怖い。
(もちろん、この地震が横ずれ型の地震で、プレート型とは違うから、直接的な影響はないだろうということは理解している。)
(恥ずかしくも、気象庁の資料を見て初めて、発震機構の初動解やCMT解の出し方を知った。これで横ずれや逆断層だってわかるわけだ。)
富士宮なんて静岡県じゃないとは思うがそれはさておき。
(今回の地震が富士川河口断層帯の地震だと言っている資料は発見できていないことを付記しておく。(正常型バイアス))
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富士川河口断層帯 東海地震と連動の可能性 <MSN産経 2011/01/31 08:23>
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110131/scn11013108260002-n1.htm
MSN産経は嫌い?それはごもっとも。
では、この記事の元ネタは↓なんだ。
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富士川河口断層帯の長期評価の一部改訂について <文部科学省 地震調査研究推進本部 地震調査委員会 2010/10/20>
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/10oct_fujikawa/
それから、↓。
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内閣府 中央防災会議 災害教訓の継承に関する専門調査会
第2期報告書 平成19年3月「1944 東南海地震・1945 三河地震」より。
東南海地震から約1か月後、1945(昭和20)年1月13日午前3時38分に三河地震が発生した(MJ 6.8)。活動度の低い(滅多に大地震を起こさない)深溝活断層や横須賀断層上に起きた。内陸直下の逆断層型の地震である。
(中略)
三河地震は、東南海地震の直後、そのごく近傍に、誘発されて起きた可能性が高い。南海トラフ巨大地震前後には、このように大きな内陸地震が発生することが知られている。次の東南海地震や南海地震発生前後には、内陸地震の発生にも注意をすべきだ。
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内陸型地震が起こるとは言わない。
東海地震が起こるとは言わない。
起こる確率が高まったかどうかは「分からない」。
ただ、明日起きてもおかしくない。
地球時間感覚から見たら、1日も1月も1年も10年も等しく「瞬時」でしかない。
いつ起きても悔いがないよう、自己努力をするいい機会なのではないか?
努力をしても報われないことは多いが、努力しないで後悔するのは後味が悪すぎる。
言い古されたことだが、
非常食の準備、家庭や職場内での防災対策、万一の避難場所の検討、避難ルートの検討。
「○○だから大丈夫」ではなく、「○○かもしれないから準備する」。
自分や家族の身を守るのに、意味のない正常性バイアスに頼ってどうする?
いわゆる官僚的想定外が起きる可能性は多大にある。
「原発は安全です」だって、そうじゃないか。(←元々全く信じてないけれど)
運が悪い人が死ぬんじゃない。運がいい人が生き残る。それが大規模災害である。
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気象庁はこんな特設ページを開設した。(あるいは開設しとる)
特設ページ http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/index.html
* 平成21年12月の伊豆半島東方沖の地震活動
* 平成21年8月11日の駿河湾の地震
こんなのもある。
平成23年03月12日22時15分 気象庁発表
2011/03/12 22:11頃地震がありました。
震源地は三重県南東沖(北緯32.9度、東経136.7度)で
震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.3と推定されます。
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20110312221519391-122211.html
用意をしよう
投稿日:
執筆者:osakanamanbow