西北神の庁舎充実へ 神戸市長が定例会見で発表 <2017/03/23 22:35 神戸新聞NEXT>を編集
神戸市長の久元喜造は2017/03/23の定例会見で、地下鉄西神中央駅周辺への新築移転を決めていた西区役所について、西神中央駅北東の用地に5階建て新庁舎を建設すると発表した。2020年度末の完成を目指す。
また、2017/04から現在の出張所から格上げされる北区役所北神支所には、地域活動交流センターを新設するなど、北神地域の機能充実を図るとした。
神戸市が、西区庁舎整備の基本計画案をまとめた。新庁舎の建設地は神戸市西区糀台5の商業地域の一角で、西神中央駅から徒歩で5分程度。現在の立体駐車場を撤去し、5階建、延床面積約1万平方メートル程度の建物を新築する。2019年度に工事に着工する予定で、建設費は土地取得費を除き、約45億円を見込む。
新庁舎には引越しなどの際に、複数の手続きをまとめて行える「総合窓口」を置き、市民グループの活動拠点として、交流コーナー、多目的スペース、大会議室なども備える。
北側には立体駐車場を新設し、南側の商業施設とともに庁舎を連絡橋でつなぐ。駅から雨に濡れずに来庁できるよう、歩行者が歩くルート上にアーケードを作ることも検討する。
現在の西区役所は、垂水区から分区した1982年に現在の西区玉津町小山に建設された。当時、開発が始まったばかりの西神ニュータウンの人口は1,000人程度。現在は約10万人と大幅に増えており、久元は「西神中央は地下鉄の駅とバス停が集約し、住民にとって利便性が高い」と移転理由を説明した。
現庁舎は耐震性に問題はないが、待合スペースなどが手狭になっていた。新庁舎完成後は出張所機能を残す方針。神戸市は2017/04/03から基本計画案の住民意見を募る。
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2017/04から支所に格上げされる北区の北神出張所。市民課、まちづくり課、保健福祉課を新設して職員を増やす。現在は数日間かかるという転入転居時の証明書発行が即日で受け取れるようになり、障害福祉サービスや保育所入所の手続きなども短縮される。
これに合わせ、農業関係の事務を取り扱う北農業振興センターを新たに支所に開設。西区伊川谷町にある神戸市農業振興センターの業務拠点が北神地域にもでき、農家の各種補助申請や、農地相続で必要な証明書の発行などの手続きが便利になる。また、農村での新規就農希望者の相談に応じ、北神地域への移住促進につなげる。
北神支所は現在の出張所と同様、神戸電鉄岡場駅前の民間ビルで業務を継続する。北神地域は市域の4分の1を占め、約8.5万人が暮らす。
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西区庁舎整備基本計画(案)の検討状況 <2017/01/26 神戸市 市民参画推進局>を編集
1.これまでの経緯
西区庁舎の移転について、平成27年度の計4回の区民まちづくり会議の中で西区行政サービス拠点のあり方等の議論を行いました。
平成28年8月29日の区民まちづくり会議において「プレンティ平面駐車場敷地を新区庁舎建設地とすることが適当である」としたことを報告した上で、意見・要望を募集しました。結果、14 名・団体から 81 件の意見・要望をいただきました。
2.新庁舎の配置に関する基本的な考え方
前回(平成28年8月29日)の区民まちづくり会議以降の意見募集の中で「駐車場の利便性向上」「バリアフリー・雨に濡れない対応」「西神中央駅からの距離を近く」等を求める意見・要望をいただきました。これらの意見・要望を考慮した上で検討を重ねた結果、下記の理由により、より利便性の向上を図ることが可能となることから、隣接する立体駐車場を含めての整備を進めていきます。
・区役所用の駐車台数も含めた必要駐車台数の確保について、立体駐車場を含む駐車場全体の再整備を行うことにより、対応が可能である
・連絡橋による立体駐車場及びプレンティ商業棟とのバリアフリールートにより、駅から雨に濡れずに庁舎と行き来できる
・建物形状をより整形に計画できるため、効率的なフロア配置が可能である
・既存のプレンティ関連施設や西区民センター等が集積する中心地により近くなるためこれらの施設との連携がより図りやすい
・西神中央駅からの距離が 80m程度近くなる
3.今後のスケジュール(予定)
平成28年度3月頃「西区区民まちづくり会議」で基本計画(案)を報告
4月頃 パブリックコメント
平成29年度5月頃 「西区庁舎整備基本計画」策定
基本設計
平成30年度 実施設計
平成31~32年度頃 建設工事
※今後の詳細な検討により変更となる可能性があります。
4.新庁舎整備にあたっての視点
新庁舎整備の検討を進めるにあたっては、下記の事項に配慮し、区民の財産として使い勝手のよい西区庁舎の実現を目指します。
①誰もが使いやすい庁舎として
・周辺からアクセスしやすく、利用者にとって明快で機能的な平面計画、動線計画により利便性の高い庁舎を目指します。具体的には、西神中央駅からの外部動線にアーケードの設置を検討するとともに、プレンティ商業棟及び立体駐車場と新庁舎を連絡橋で接続し、アクセスを含めた利便性の向上を図ります。
・ユニバーサルデザインに配慮した建物の構造や設備、サインや窓口の計画を行い、すべての利用者に親しみやすくわかりやすい庁舎を目指します。
②快適に利用できる庁舎として
・さらなる市民サービス向上のため、届出や証明書発行のワンストップ機能を充実させるなど、来庁者にとって利用しやすくスムーズな窓口となるよう検討します。
・区民や地域団体の活動などを支援する拠点として利用しやすい庁舎を目指します。具体的には、打合せや簡単な事務作業を行えるスペースを有する「コミュニティスペース」や地域の展示や催し物が行える「多目的スペース」の設置を検討します。
③西区の防災拠点として
・西区庁舎は災害時には区の災害対策本部となる施設であり、区民の安全・安心を確保する防災活動拠点となることを目指します。
・災害に耐えうる構造とし、発災時においても機能を保持し、区役所業務を継続して行えるように計画します。
④環境にやさしい庁舎として
・自然エネルギーの活用や省エネ性能の優れた機器を取り入れるなど、環境負荷を小さくするように努めます。
階数:地上5階、建築面積:約2,100㎡、庁舎面積:約10,500㎡
# 既存立体駐車場を壊し、その敷地に庁舎を建設。その北に立体駐車場を新規設置。というプランに変更するということです。
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神戸新聞 2016/04/09 より。
アクセス面が課題だった西区役所の現庁舎(神戸市西区玉津町小山)については、2021年度にも地下鉄西神中央駅周辺に移転する方針を決め、基本計画の策定を進める。
新庁舎の候補地は、西神中央駅から徒歩5分程度の市有地「プレンティ第2駐車場」(神戸市西区糀台5)を軸に調整。現庁舎には出張所程度の機能を維持する予定という。
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(現区役所周辺の住民以外は)住民も職員もみんなが幸せになる移転計画ですね。
久元 喜造ブログ
西区「分庁舎」実現に向けて
2014年7月1日 から 久元喜造 | 0件のコメント
選挙の政策 「西区のおける政策」の中で、
「西神地域において、区民サービスの向上を図るため、福祉部門の機能強化をはじめ、行政サービス拠点となる区役所の「分庁舎」を、西神中央駅前に整備する」
と記しました。
今日は、西区役所、西神中央出張所におじゃましました。
中川西区長からしっかり説明を受けましたので、「西区分庁舎」を出来るだけ早く実現できるよう、作業を進めています。
今年度の予算では、「分庁舎」整備のための調査費を計上しました。
すでに調査にとりかかっており、今年度中に、「分庁舎」の機能、規模、場所などについて、目途をつけたいと考えています。
しかしいくら急いでも、「分庁舎」が完成し、サービスの提供を始めるまでには、数年がかかります。それまで、「分庁舎」の完成を待ってほしい、とお願いするだけでは、悠長すぎます。
そこで、それまでの間、少しでも、西神山手線沿線住民のみなさんへの行政サービスを向上させることが出来るよう、西神中央駅前にある 西神中央出張所を拡充し、福祉部門の機能強化を図ることにしました。
区民センターの4階に、西神中央出張所がありましたが、5階に、福祉部門のコーナーを新設しました。
高齢者福祉(介護認定申請受付、市民健診無料券交付、敬老優待乗車証など)、 障害福祉( 身体障害者・療育手帳の申請受付・交付、特別障害者手当・特別児童扶養手当など)、こども福祉(保育所受付、福祉乗車証(母子) 交付、 母子健康手帳、乳幼児 健診・育児相談、児童手当申請受付)などについて、6月から、業務を開始しました。
これで、西神山手線沿線のみなさんへの区民サービスは、一定程度、向上が図られたと思いますが、抜本的には、「分庁舎」が待たれるところであり、さらに作業を加速させていきます。