谷上~三宮が280円になるよ
北神急行が市営化した際の料金が以下のようになる。(条例改正案が原案で成立すれば。)
区間 | 片道料金 | (現行料金) | 1か月定期 |
谷上~新神戸 | 280円 | (370円) | 10,620円 |
谷上~三宮・県庁前 | 280円 | (550円) | 10,620円 |
谷上~大倉山・湊川公園・上沢・長田 | 310円 | (580円) | 12,250円 |
谷上~新長田・板宿 | 350円 | (620円) | 13,480円 |
谷上~妙法寺 | 380円 | (650円) | 14,700円 |
谷上~名谷・総合運動公園 | 420円 | (690円) | 16,340円 |
谷上~学園都市・伊川谷 | 450円 | (720円) | 17,560円 |
谷上~西神南・西神中央 | 480円 | (750円) | 18,790円 |
3か月定期=1か月定期×3×0.95、6か月定期=1か月定期×6×0.90
谷上~新神戸7.5kmの営業キロをそのまま現行の料金体系に当てはめて取るのではなく、何やら迂遠な規定を整備してそのもとで徴収するようだ。
そのまま当てはめるのに比べると、谷上から名谷以西が10円高い料金となる。
出典は以下の通り。
神戸市議会 令和2年度当初予算案関連議案の中に、「第25号議案 神戸市高速鉄道乗車料金条例の一部を改正する条例」が提出されている。
それによると、
第2条の次に次の1条を加える。
(北神区間の取扱い)
第2条の2 前条の規定にかかわらず,新神戸駅から谷上駅までの区間(以下「北神区間」という)に係る料金は,同条第1項の対距離区間制によらず定めるものとする。
2 北神区間と北神区間以外の区間を連続して乗車する場合の料金は,それぞれの区間に係る料金の額を合計して得た額とする。
第3条第1項第1号ア中「470円」の次に「,北神区間にあっては430円」を加え
(後略)
と規定してはいるのだが、次のように続く。
同条中第2項を第3項とし,第1項の次に次の1項を加える。
2 前項及び前条第2項の規定にかかわらず,北神区間及び北神区間と北神区間以外の区間を連続して乗車する場合の料金は,次に掲げる料金の種類の区分に応じ,当該各号に定める額とする。
(1)普通料金 次に掲げる額
ア 大人
1人1乗車につき
北神区間にあっては280円,
北神区間と1区間を連続して乗車する場合にあっては280円,
北神区間と2区間を連続して乗車する場合にあっては310円,
北神区間と3区間を連続して乗車する場合にあっては350円,
北神区間と4区間を連続して乗車する場合にあっては380円,
北神区間と5区間を連続して乗車する場合にあっては420円,
北神区間と6区間を連続して乗車する場合にあっては450円,
北神区間と7区間を連続して乗車する場合にあっては480円,
北神区間と8区間を連続して乗車する場合にあっては510円
(後略)
としている。
気になるのは、地下鉄全線定期券と、地下鉄ゾーン定期券がどのように定義されるか。ざっと見ただけなので、この部分がわからない。条例じゃなくて運用規則とかで規定されているので、見えてこない。議員には質問していただきたい。
<2020/06/06追記>
地下鉄全線定期券はなくなった。
ゾーン定期券はどれも新神戸まで有効のままで、北神線(谷上~新神戸)には適用されない。
「ゾーン定期券(西神中央)」が新設された。
<出典>
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/30615/20200606_hokushinkyuko_sonotaseido.pdf
(4) 全線定期券の廃止
地下鉄の全線が利用可能な全線定期券は廃止します。
また、「西神・山手線 西神中央~新神戸」及び「海岸線 新長田~三宮・花時計前」をご利用いただけた全線定期券は、名称を「ゾーン定期券(西神中央)」に変更します。
なお、5月31日までに購入された全線定期券は上記区間において引き続きご利用可能です。
<追記終>
第25号議案 参考資料 <神戸市会 予算参考資料 2020/02>
北神急行線と市営地下鉄との一体的運行に伴う条例改正の概要
1.改正の概要
2020/06/01に予定している北神急行線と市営地下鉄との一体的運行に伴う運賃改定を実施するため、神戸市高速鉄道乗車料条例の改正を行う。
2.運賃案の内容
(1) 運賃の考え方
現行条例では、第2条第1項において「料金は,対距離区間制(一定の距離により区間を定め、乗車区間の区間数に応じて料金を定める制度をいう。)によるものとする。」としているが、新神戸駅から谷上駅間については、その例外として北神区間の運賃を定める。
条例に定める北神区間の運賃は、鉄道事業の譲渡及び譲受の認可を国から受けることから、現北神急行線が認可を受けている上限運賃(普通運賃430円=兵庫県と神戸市からの補助金交付による値下げ前の運賃(平成9年4月1日実施))を引き継ぐこととなる。
また、低減後の実施運賃(普通運賃280円)についても条例において定める。
西神・山手線及び海岸線と北神区間を連続して乗車する場合の上限運賃は、それぞれの区間の上限運賃の合計金額として、条例に定める。また、乗継割引後の実施運賃 (上限運賃から乗継割引額210円を減じた額)についても条例において定める。
※上限運賃:鉄道事業法第16条第1項に基づき国土交通大臣から認可を受ける運賃の上限
※実施運賃:鉄道事業法第16条第3項に基づき上限運賃の範囲内で国土交通大臣に届け出る実際に旅客に適用する運賃
2020/02/16
なんのことはない、
https://www.city.kobe.lg.jp/a89954/kurashi/access/kotsukyoku/kotsu/hokushinkyuukou.html
で詳細に記載されているではないか。。。
PiTaPa割引
えーかげんにせーと思うのは、PitaPa割引だな。
北神線のPiTaPa利用額割引は現行の地下鉄と同じ計算方法とします。
ただし、北神線と西神・山手線、 海岸線との合算は行いません。
なお、按分の際は、北神線を大人170 円、小児80円とし、残余の額を西神・山手線、海岸線とします。
↑実際に計算してみたら、そんなに大差はないことが判明。うまいこと考えたわ。
バス近郊区と地下鉄との連絡定期割引率の拡大
バス対キロ区間:バス5%・地下鉄10%からバス10%・地下鉄10%への変更を予定しています。だそうだ。
<2020/06/01> 三宮~谷上は「3区 280円」ではない。「北神線+1区で280円」だ。
北神線はあくまでも北神急行線(北神急行電鉄北神線)を引き継いで地下鉄北神線になったもの。
一体化とは言うが、運行主体が一体化するだけで、全てを一体化するものではない。
三宮~谷上は確かに280円だけど、「地下鉄3区」280円ではなく、「北神線+地下鉄1区」で280円である。めんどくせー。
内訳は、北神線280円。地下鉄1区210円。乗継割引が北神線に△110円、地下鉄に△100円。
合計280-110+210-100=280円。
※各種切符の表示もこうなっているし、PiTaPaの割引計算でも北神線は170円として計算するとあるし。
左側の市営化前は、
三宮から550円で、新神戸から北神急行線が360円(10円割引)。
谷上から550円で、新神戸から地下鉄が190円(20円割引)
右側の市営化後は、
三宮から280円で、新神戸から北神線が170円(110円割引)。
谷上から280円で、新神戸から地下鉄が110円(100円割引)。
<2020/06/12> 定期券購入申込書で比較する。(地下鉄全線定期廃止、ゾーン定期券西神中央新設)
左が北神線の市営化後。右が市営化前。
地下鉄全線定期が廃止され、ゾーン西神中央が新設されているのがわかる。
はじめまして。64系統の話題が知りたくてお邪魔しました。箕谷に住んでおり谷上駅経由で三宮に行ってますが、バスの混雑度はどんなものかなと探していました。結構酷いみたいですね。谷上から箕谷への神戸電鉄があんまり利便よくないのでバスを検討していたのですが。。。
箕谷から谷上駅まで電動自転車買って通うのが正解かなと思い始めています。
勉強になりましたをありがとうございます。
こんばんわ。
市バス64系統は
https://osakanamanbow.work/?p=2594
でもご紹介していますので、ご覧ください。
傍目で見る限り、夜は使いたくないです。
箕谷あたりから谷上駅は結構な登りなので、電動アシスト自転車はいい案ですね。
谷上駅に着く神鉄からだと北神急行に座れないことが多いので、余計にいい案だと思います。
ボクも導入を考えよう。。。
ご存じかとも思いますが、谷上駅近辺には北神急行電鉄が有料自転車置場を開設しています。
6月からは神戸電鉄が引き継ぐものと予想しています。
http://www.hokushinkyuko.co.jp/railway/churin.html
3ヶ月2000円前後ですので結構安いかなと。
見る限りは、高架下だと雨にも濡れにくそうです。
自転車置場の料金は安いですよね、これも魅力に感じています。
昨年北区に引っ越してきました。
今は箕谷駅の近くに住んでいますが、年内には北町に越す予定にしています。
北町はさらに谷上駅から坂道をくだって、さらに箕谷あたりから坂を上ってと
アップダウンが激しいところなので電動自転車必須かなと思っています。
このあたりは自転車をあまり見かけないなーと思っていたのですが、
他の人の意見が聞けて助かりました。ありがとうございます。