昔のメールを掘り返しておく。
元はこんな話だ。
http://unkar.jp/read/society6.2ch.net/mass/1205030318
2008年3月9日
from: 熱帯魚
to: 中日新聞読者センター
title: 【岐阜】無農薬米の酒に舌打ち 栽培した関の市民ら
柴田久美子さんへ
関の市民の方は、舌打ちしたんですか?
2008年3月10日
from:中日新聞読者センター
to:熱帯魚
Eメール、受け取りました。
手元の国語辞典に当たってみましたところ、
見出し語「舌を打つ」の説明として、以下の
記述がありました。
『広辞苑(岩波書店)』
うまいものを食べた時のしぐさ、したつづみ
『大辞林(三省堂)』
美味なものを味わったりする時の動作、舌鼓
『日本語大辞典(講談社)』
食べ物の味見をしたり、また、おもしろくない
ときなどに舌を鳴らすこと
「舌を打つ」の意味として、この国でもっとも信頼
できるとされる辞書類に、「いまいましい時のしぐさ」
「面白くないときなどに舌を鳴らすこと」と並んで、
「舌つづみ」の意味での用例が挙げられています。
ただ、読者の方が、この使い方に疑問を持たれ
る気持ちもよく分かります。弊社で用字・用語を担
当する校閲部へ伝えさせてもらいます。
中日新聞読者センター
2008年3月12日
from: 熱帯魚
to: 中日新聞読者センター
見出しは明確に「舌打ち」でした。
「舌を打つ」であれば意味は通じますし、こんなメールも送りません。
今は見出しを「舌鼓」に変えていらっしゃるようですが。 …
今回は「舌打ち」だったので、素人でもわかる間違いであったとの指摘です。
ご理解いただきたく思います。
2008年3月15日
from: 熱帯魚
to: 中日新聞読者センター
「舌を打つ」を指摘したわけではなく、「舌打ち」を指摘したことに対し、
「舌を打つ」の説明を返してくることは、間違いなく論点のすり替えであり、
新聞社としての姿勢を疑う行為であることを付記しておきます。
2008年3月17日
from: 中日新聞読者センター
to: 熱帯魚
中日新聞です。
3通目のメール、受け取りました。
「舌を打つ」と「舌打ち」の違いは、確かにある
と思われます。お申し出の件は、弊社で用字・
用語を担当する編集局校閲部の責任者に伝え
ました。なお先に当方(読者センター)からお送
りした返信は同部の見解も踏まえた内容でした。
また、新聞の見出しは、記事の筆者ではなくて、
紙面編集を受け持つ地方部・岐阜版の担当です。
最初のメールでお書きいただい内容は、そこへ
も伝え済みです。
貴重なご意見をお寄せいただき、感謝申し上げ
ます。また、この件に関する詳しい見解は、上記
の校閲部で承らせてもらいます。その際の書面
のあて先は「〒460 8511(住所不要) 中日新聞
校閲部」で、お願いいたします。
以上、返信いたします。
中日新聞読者センター
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文字を扱うメディアがこんな体たらくですからね……。新聞業界も堕ちたものだ……。
東海地方を代表するといわれている「中日新聞」のアホさ加減をさらす
投稿日:
執筆者:osakanamanbow