31:神戸!神戸!神戸!

ジャイアントパンダ「タンタン」亡くなる

投稿日:2024-04-12 更新日:

神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」が亡くなった。
心臓疾患の発覚から3年。よく持った(持たせた)ものだ。

そもそも高齢動物の心臓疾患は治るものではない。飼育担当や獣医があちこちのインタビューで言っていたが、「下がっていくものをどこまで横ばいにできるか、が出来ること。完治はない」というもの。
強心薬や利尿剤の投与で、腹にたまった体液を除去するべく処置をした。結果、3年も持った。

3年も持たせたことがいいのかどうかはわからない。なにしろ動物は喋らないから、生きたいのか苦しくてしょうがないのかわからない。だから人間側が考えるしかない。

まあ、結果としては、タンタンがくたばるまで処置を尽くしたわけで、人間側としては納得なのではないだろうか。
動物としても、最後は苦しくなって、立っていられなくなり、どこかの時点で心臓が止まるだけ。それが平和な最期だろう。

死んだら終わりなので冥福は祈らない。ただ言えるのは、次の動物に何ができるかを考えるだけだ。

おそらく、動物園にとってはタンタンも一つの動物である。なので、タンタンが亡くなっても他の動物が死んだ時と同じ。扱い方に違いはあろうが、考え方は同じ。
チンパンジーのジョニーさんやユキさん、コツメカワウソのサンゴとシシマル、ホッキョクグマのミユキ、等など、他の動物と同じ扱いである。それでいいと思う。

献花が3300も集まったそうだが、バカらしい。
花を供えてもタンタンは喜ばない。だって死んでるから。
天国のタンタンとやらは天国のことで忙しいのだ。
園も喜ばない。手間がかかるだけ。
だったら何も言わず、その分のお金を現金書留で送り付ければいい。そうすれば、そのお金で少なくとも園にいる他の動物のためになる。
まあ、あくまでも自己満足ですから、何を言っても変わらないだろうし、他の人が何をしようと知ったこっちゃないのだが。

パンダがいなくなって、王子動物園は特に特徴のない、普通の動物園になった。

追悼式の一般参加は市民だけを対象にするべきだ

タンタンの追悼式を5/10に行うそうで、一般参加者も募集していた。
サポーターを優先すると市長が会見の中で言っていたが、市民も優先するべきだ。
常任委員会の議事録を見ると、「王子動物園は(人件費を除いて)収入が4億、支出が7億で、差額の3億を一般財源、つまり市民の税金から拠出している」とある。
拠出が悪いと言っているわけではなく、それだけ市民が負担しているんだから、市民だけが参加可能でいい。
え?市民以外でも入園料払ってる?たかだか600円で何大きなこと言ってけつかるんですか?>null

パンダのタンタン死ぬ、国内最高齢の28歳 人間なら100歳相当 2日から献花台設置 神戸・王子動物園

2024/4/1 15:35

 神戸市立王子動物園は2024/4/1、飼育していたジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」(雌、28歳)が死んだと発表した。人間では100歳近くに相当し、国内最高齢だった。2020年に中国からの借り受け契約がいったん満了したが、新型コロナウイルス禍や、2021年に見つかった心疾患の影響で返還が延期に。阪神・淡路大震災の5年後から24年近くを過ごした神戸で最期を迎えた。
 2024/3/31深夜、心肺停止となり心臓マッサージなどの蘇生処置をしたが、午後11時56分に死んだことが確認された。心疾患に起因する衰弱死とみられ、詳しい死因は今後調査する。
 タンタンは2000年7月、日中共同繁殖飼育研究を目的に雄の初代「コウコウ(興興)」と来園。震災で被災した市民を元気づける存在となり、多くのファンに愛された。2002年に来園した2代目コウコウとの人工授精に2度成功したが最初は死産で、2008年に産んだ赤ちゃんも3日後に死んだ。2010年にコウコウが死に、園唯一のパンダとなっていた。
 2020年7月で契約が満了し中国・四川省に返還予定だったが、コロナ禍で輸送予定が立たず、2021年4月には心疾患が判明。2022年3月からは体調を考慮し一般公開が中止された。園によると、3月中旬から病状が悪化し、口からの栄養補給ができない状態となっていた。
 園は2024/4/2から当面、パンダ館に献花台を設置。お別れの会も検討する。中国には新たなパンダの借り受けを求める方針。国内のパンダは上野動物園(東京)とアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)の計8頭となった。(金 旻革)

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202404/0017495115.shtml を編集

タンタンファースト、治療に全力の3年 加齢の影響徐々に色濃く、途絶えたX投稿 神戸・王子動物園

2024/4/1 15:20

 「神戸のお嬢さま」として長年親しまれた王子動物園のジャイアントパンダ、タンタン(雌)が、国内最高齢の28歳で息を引き取った。2021年春に心臓疾患が判明して以降、約3年にわたって治療に全力を注いできた同園。「チームタンタン」として一丸となった飼育員や獣医師らの取り組みが、タンタンの長寿に貢献したのかもしれない。

 「快適に過ごしてもらって、少しでも病気の進行を和らげられるように。『タンタンファースト』で取り組んでいます」。2023年末に開かれた、中国との飼育契約延長の記者会見で、加古裕二郎園長が力を込めた。

 28歳は人間で言えば80代と高齢。新型コロナウイルス禍で当初決まっていた中国への帰国が延期される中、2021年4月に心臓疾患が分かり、強心薬などの投薬治療を開始した。

 2022年3月からは体調管理に専念するため一般観覧を休止。日中は外に出て日光浴をしてもらい、寝室には酸素供給装置を置いて快適な環境を整えた。2023年夏以降、継続的に中国ジャイアントパンダ保護研究センターの獣医師が来日し、アドバイスも受けた。

 まさに「タンタンファースト」の体制を組んでの治療が続けられたが、徐々に加齢の影響は色濃くなっていく。2023年秋には目に見えて食欲がなくなり、活動量は1日100分程度に減少した。2023年末の会見で同園の獣医師は「病状が悪くなったというより、加齢で身体機能が低下しつつある。いまは日中のほとんどを寝て過ごしている状態」と明かしていた。

 公式X(旧ツイッター)で長く続いてきた「#きょうのタンタン」の投稿も、2024年3月20日で途絶えた。休止の報告にはファンから「毎日会えなくなるのはさみしいですが…タンタンさんの体調が良くなるよう祈っています!!」「どうかお身体をご自愛されてタンちゃんの体調管理をお願いいたします」などと多くのコメントが寄せられた。(井沢泰斗)

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202404/0017495428.shtml

天国へ逝ったタンタン 闘病3年、重ねた「また明日」 国境越え治療、SNSに相次いだ励まし

2024/4/4 05:30

 王子動物園(神戸市灘区)の雌のジャイアントパンダ「タンタン」が死んで3日が過ぎても、SNS上には、「神戸のお嬢さま」をしのぶ投稿が続いている。3年にわたる長い闘病中も、多くのファンが獣医師や飼育員とともにタンタンを励ましていた。(井上太郎)

 2021年6月中旬の休園日のこと。ガラス張りの屋内展示場でこちらに背を向け、体重計の縁にどっかり腰を下ろしていた。もともと高山地帯に生息するパンダは暑がりなので、夏場は涼しい朝のうちをのぞいて、冷房が効いた屋内で過ごしているのだと、スタッフが教えてくれた。

 三角形で白黒の後ろ姿は、うわさにたがわず、おにぎりのように見えた。タンタンは短い脚を目いっぱい伸ばし、そのへんに転がった竹を引き寄せてはむしゃむしゃ頰張って、ポイ。ずぼらな感じもまた、人をひきつける魅力の一つ。歳をとるほど磨きがかかっていたのかもしれない。

 2020年に中国からの貸与期限が切れ、一度返還が決まっていた。しかし、コロナ禍で四川省への直行便が飛ばずに返還が延び、2021年4月に園が心臓疾患を公表した。タンタンの取材もこの頃から、帰国のめどや治療の話題が中心になった。

 飼育員の梅元良次さん(41)と獣医師の谷口祥介さん(41)には、苦くてまずい強心薬を、いかにストレスなく与えるかが悩みの種だった。

 「まだ来日まもない頃のレシピを参考に再現した『パンダ団子』やブドウに薬を混ぜているんですが、タンタンはそれに気付くと食べません。そうなるとまたいったん薬を入れていない団子やブドウを与えてみて、警戒心が解けたら再び薬を混ぜてみる。その繰り返しですね」

 診察用のおりにも無理には入れず、タンタンが自らやってくるのを気長に待つ。繊細で根気強い「タンタンファースト」。飼育、治療に関わるスタッフたちの姿勢は徹底していた。一般公開も、時間の短縮を経て、2022年3月からは完全に休止とした。タンタンのペースでの体調管理を最優先に、との判断だった。

 2023年2月にアドベンチャーワールド(和歌山県)の永明(雄、31歳)が中国に返還されたことで、タンタンは国内最高齢のパンダになった。

 中国の専門家によると、人間ならほぼ100歳。加齢に伴う心臓病が完治する望みは薄く、少しでも症状を和らげる努力が続いた。

 ふるさとの中国・四川省にある「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」からも獣医師が来日し、国境を越えた協力態勢で、最善の治療を試みた。それでも活動時間は一日100分程度まで減り、全く餌を食べなくなる時期もあった。

 もしかすると明日はもう会えないかもしれない-。

 梅元さんと、もう1人の飼育員吉田憲一さん(55)にとっては、常に不安と隣り合わせの日々だった。神戸新聞がタンタンの闘病の様子を取材した際、梅元さんは「タンタンのペースで心地よく過ごしてほしい。退勤時には『また明日な』とあいさつして帰るんです」と話した。

 2人は、タンタンの様子をX(旧ツイッター)で発信し続けた。梅元さんがその日撮影した写真、動画の中から、表情がよく分かるものを厳選して投稿。そして、一日の終わりには必ず「#また明日ね」と書き添えた。

 竹のお布団の上で熟睡したり、庭の隅っこで日なたぼっこしたり。家族のような2人だからこそ切り取れる、タンタンの日常。Xへの投稿には5千~1万件に上る「いいね」が押され、応援や励ましの返信もたくさん届いた。

 2023年10月ごろからタンタンの食欲が低下。2024年3月に入ると液体状のものもほとんど取らなくなり、2024/3/15からは「救急治療」の段階に入った。2024/3/31に心肺停止となり、蘇生措置も実らず、午後11時56分に死んだことが確認された。慣れ親しんだ神戸で、28年の生涯を終えた。

 中国から海を渡り、タンタンが王子動物園にやってきたのは2000年7月の夜だった。

 「営業終了後の動物園にあれほど大勢の人が詰めかけるなんて、後にも先にもこの日だけ」。当時の園長大久保建雄さん(79)はその熱気を懐かしそうに振り返る。

 ちょうど、21世紀という新たな時代が幕を開けようとしていた。タンタンの名前は、漢字で「旦旦」。「旦」は夜明けを意味する。

 期待された2代目「コウコウ(興興)」との繁殖は成就しなかった。生まれ故郷への返還が決まってからも、コロナ禍や心臓疾患の治療を理由に4度にわたり、神戸で年を越してきた。

 タンタンは幸せな一生を送れただろうか。答えは聞けないが、きっとそうだったと思いたい。そして間違いなく言えることもある。公募で付けられた名前の通り、タンタンは、震災で傷ついた街を、人々を、確かに明るく照らしてくれた。

 タンタンの永眠が公表された2024/4/1、パンダ舎の隣で桜が開花した。神戸の人気者は、うららかな春の陽気を街に残して旅立った。

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202404/0017503710.shtml

タンタン追悼式、5月10日に 抽選で一般参列100人、メモリアルムービー上映 神戸・王子動物園

2024/4/12 10:35

 2024/3月末に28歳で死んだ神戸市立王子動物園(神戸市灘区)のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」について、神戸市は2024/4/12、追悼式を2024/5/10 午後2時から王子動物園の動物園ホールで開くと発表した。来園から24年近くを神戸で過ごした「神戸のお嬢さま」に、感謝の気持ちを表す。

 追悼式ではタンタンの生前の様子をまとめたメモリアルムービーを上映するほか、飼育員らがお別れのメッセージを贈る。抽選で100人程度まで一般参列者による献花も受け付ける。

 タンタンは2000年7月、日中共同繁殖飼育研究を目的に雄の初代「コウコウ(興興)」と中国から来日。2021年に心疾患が判明し、懸命な治療が続けられてきたが、2024/3/31深夜に死んだことが確認された。心疾患に起因する衰弱死とみられている。

 28歳は人間でいえば100歳近くに相当し、国内最高齢のパンダだった。

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202404/0017533994.shtml

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