この時期恒例となった地方巡業、通称「どさ周り」。
まずは神戸から広島→松江巡業。
新幹線で広島へ。
前日までの大雪の影響で、名古屋・米原・京都地区で徐行運転のため、東京から来る新幹線は軒並み25~30分の遅延状態。
そんな中、新大阪始発の新幹線は定刻通りだろうとの読み通り、新大阪始発の「こだま」や「さくら」は定刻到着。というわけで、広島へは「さくら」で定刻到着。
どうやら先発遅延の「のぞみ」の指定席客も吸収していたらしく、指定席は満席。岡山では特急「やくも」に接続できませんとかのアナウンス。うん、かわいそう。
さて、無事、広島に着いたはいいが、改札で少し停滞。
路面電車は南口だからそっちへ行こうと頑張っていくと、乗換え改札扱いになっちゃうのね。
ICOCAか、チャージ残高があるPiTaPaを一緒に入れないと、改札を通してくれない状態。たまたま残高63円のICOCAがあったからいいけどさ。ない場合は一度新幹線口から出て、地下自由通路に潜って南口に移動する羽目になる。
その南口方面にある、路面電車の広島駅電停は乗り場がネット上で説明がない。八丁堀・紙屋町方面に向かう1・2・6系統と、比治山・広島港(宇品)方面に向かう5系統で乗り場が分かれている。1・2・6系統どれに乗っても八丁堀には行く。
ちょうど止まっていた2系統「西広島(己斐)」行きに乗る。これ本当は「宮島口」行きのような気がするんだが、まーいーや。
連節車のGreenMoverだ!
車内を回ってきた車掌さんに両替をお願いして、160円を用意して、最前部or最後部のドアから下車。下車時に料金を現金支払い。ICOCAにまともな残高さえあれば150円で済んだのに。
お仕事先は9系統白島(はくしま)線の電停が一番近いのだが、この線は本線とはほぼ独立した路線で、広島駅から直通する電車はほとんどないので、「八丁堀」電停で交差点を越えて徒歩乗換え。つまりちょっと時間がかかる。
なので、「八丁堀」とかその先とかで降りて、そこから北上するのが正解。
お仕事すんで、広島バスセンターから松江に移動。
広島バスセンターは広島の中心地である紙屋町電停の北西角。広島そごうの建物内。乗場は3階。待合室もあるが、発車予告放送は一切ないので注意。
広島←→松江の高速バス「グランドアロー」は、広島駅新幹線口→広島バスセンター→(広島高速4号線)→アストラムライン大塚駅→中国道→三次東JCT→松江道で陰陽連絡する。
アストラムライン大塚駅がある広島西風新都は意外と積雪地区だった。歩道すぐの斜面に雪が積もっていてびっくりする。
広島西風新都ICから広島道に乗り、中国道を経て、途中、江の川PAで休憩。ここ何もない(飲料とパンの自販機しかない)ので、食料などは乗る前に調達しておいて。
三次東JCTから松江道へ。ここから途中の三刀屋木次ICまでは無料区間。トンネルとトンネルとトンネルの連続。ちなみに、ここから先は中国地方で一二を争う豪雪地帯ね。(一番は米子岡山を結ぶ路線)
松江道の山陰側の終点が宍道JCTで、ここはもう松江市。山陰道を東へ進み松江駅へ。
所要約3時間。一回乗ってみれば、これで4000円弱は安いってわかる。凍結する路面、降雪する路面を、へでもない顔で運転していく運転士さん、すごいわ。
さすがに多雪時は松江道も米子道も通行止めで、この時はギブアップしてる。
松江は、JR松江駅が中心じゃなくて、一畑電鉄の松江宍道湖温泉駅周辺が中心地区。
ただ、戦災を経験していないので、中心地区周辺は道が狭いし、古い家たくさんだし。ということで、イベントができる会場は 松江テルサ か くにびきメッセ くらい。
松江テルサは駅のすぐ横なので、何も言うまい。良いイベント会場。
くにびきメッセも松江駅から近くて、良いイベント会場。駅の11番乗場から「メッセ・体育館前」という行先のバス(実は一畑バス本社がメッセの裏なので、そこへの回送便で、結構頻発)、あるいは「県庁前・松江城・松江しんじ湖温泉」行きのバス(これも頻発)で、1つ目のバス停「くにびきメッセ前」で降りてすぐ目の前。間違えても駅から歩こうなんて思わないように。松江大橋の上で凍死しかねない。
仕事までに時間があったので、午前中はレイクラインバスに乗って、1時間周遊の旅。いやあ、松江に観光に行った気分になれた。
地政学でいうと、松江は島根県の東端に位置していて、東隣は安来、そして鳥取県の米子、境港。西は結構西まで松江市で、隣りは出雲市。なので、そこら辺までは行政は松江の文化圏。多分、島根県西部の浜田とか益田とかは山口県と仲良し。山陰は県境を引き直す必要がある。
なお、岡山からでも広島からでも高速バスで3時間かかるから、大阪から行くor帰る場合は、伊丹から米子空港か出雲空港まで行って、そこからバスが普通と思われる。
帰りは松江から伯備線経由特急「やくも」号で帰ってきたが、揺れる特急電車と軟弱路盤の相互効果でグロッキー。車掌があちこちに摑まりながら検札していく特急なんて、中央西線特急「しなの」しか知らん。昨年の逆方向の満席状態とは打って変わって、ガラガラの車内であった。岡山からの新幹線が快適なこと。まあ、表定60km/hと表定120km/hを比較しちゃいかんね。