これ、犬の十戒のパロディなので、そっちも見ないと十分には理解できない。
でも、ボクは断然猫派なので、猫の十戒しか紹介しない。
- 私の生涯はだいたい15年くらいしかありませんが、たまに20年以上生きてしっぽが裂けます。ほんのわずかな時間でも離れていると腹が立ちます。 私が家族になってやるので、そのことを覚悟しなさい。
- あなたが私に望むことを理解するつもりはありません。待っても無駄です。
- 私を崇拝しなさい。私にとってそれが一番大事なことなのです。
- 私を長い時間叱ったり罰として閉じ込めたりしてはなりません。でも、狭いところは好きなので、段ボール箱を用意するのは許可します。 あなたには仕事もあり楽しみもあり友達だっているかもしれませんが、私のお世話をすることに勝ることはないはずです。
- 私に話しかけなさい。あなたの話していることはどうでもいいのですが、話しかけるあなたの声はわかるのです。褒め言葉は特に。
- あなたが私にどんなふうにしてくれたか、私は決して忘れません。恨みは倍返しします。
- 私を叩いたりする前に思い出しなさい。私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらいは簡単にできるのに、気が向いたときにしか噛まないようにしていること。
- 私が言うことを聞かないと怒る前に、まず自分に問い掛けてみなさい。たっぷりの食事は与えてましたか? それは私の好きなシーバでしたか? 日なたで気持ちよく昼寝しているのを邪魔しませんでしたか? もしかすると年を取って弱ってきているかもしれませんが、どのみち私がしたいことに従わないほうが悪いのですから、あきらめなさい。
- 私が年をとっても世話をしなさい。あなたも同じように年をとりますが、私は年をとっても可愛いのです。
- 最後の旅立ちの時には、そばにいて見送りなさい。「かわいそうで見てられない」とか「私がいないところで逝かせてあげて」なんて言うのは許しません。撫でなさい。撫で続けなさい。可愛いね。いい子だねと言いなさい。そうすれば着換えの時間を少し短くしてやってもよいです。 まあ、気が向いたら。
※「着換えの時間」=猫は、亡くなると一旦天国に行って、そこで別の毛皮に着替えをし、また生まれ変わって現世に戻ってくるという風説があります。