本文:胃全体が痛いのがしばらく続いたので、勝手に胃潰瘍であろうと判断し、M1ブロッカーのガストール(エスエス製薬)を飲んだら、回復した。多分、ストレス性の胃潰瘍だろう。
ということから~~~~以下の記事を調べたが、よっぽど直下のリンク方がタメになることを見つけた。
役に立つ薬の情報~専門薬学
消化性潰瘍と治療薬
http://kusuri-jouhou.com/pharmacology/ulcer.html
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1997年11月発行 くすりばこ vol.9
筑波学園病院薬剤部 くすりばこ編集委員会
http://www.gakuen-hospital.or.jp/yakuzai/kb/KB09.pdf
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話題の薬 H2ブロッカー含有市販薬
H2ブロッカー含有の市販薬(OTC薬)が9月より販売されました。
この薬は、医療用として使用されている胃炎、消化性潰瘍治療薬をそのまま、または、他の成分(制酸剤等)を加えたものです。
現在、販売中のH2ブロッカー含有OTC薬は下表のとおりです。(下表は省略)
医療用とは異なり、胃痛、胸焼け、もたれ、むかつきといった胃炎症状のうち、酸分泌によると思われる症状のみに限定され、しかも症状が現れたときだけ頓服的に服用します。
15歳未満や80歳以上の人は服用が禁止され、医療機関で治療を受けている人、アレルギー歴のある人、副作用経験のある人は、この薬を服用できないことがあります。
また、薬剤間の相互作用の問題もあり、H2ブロッカー含有OTC薬の講習を受けた薬局、薬店でなければ販売できません。
服用時には、定められた用法、用量を守り、3日間服用しても症状の改善がみられない場合は服用をやめ、医師、薬剤師に相談すること、
この薬といっしょにアルコール飲料、タバコ、他の胃腸薬を使用しないよう注意することが必要です。
H2ブロッカー含有OTC薬は、OTC薬でははじめて、3年間の市販後調査が義務づけられています。
薬の使い方 6.胃酸分泌抑制薬
胃酸分泌はヒスタミン、アセチルコリン、ガストリン等の伝達物質が各受容体に結合することにより促進されます。
プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾン)は、胃酸分泌の最終過程を担うプロトンポンプの阻害により、持続的な抑制が行なえ、1日1回の服用で有効です。
なお、長期投与で高ガストリン血症がおこるなど安全性の問題もあるので、胃潰瘍、吻合部食道炎では8週間まで、十二指腸潰瘍は6週間までと投与期間が決められています。そのためプロトンポンプ阻害薬服用後は、ヒスタミンH2ブロッカー(ザンタック・ガスター)に切りかえられます。
夜間に胃酸分泌が促進されるため、H2ブロッカーは1日1回の場合、就寝前の服用が効果的です。副作用としてショック、汎血球減少等がおこる可能性があります。
ムスカリンM1ブロッカー(ガストロゼピン)はアセチルコリンの結合を阻害しますが、胃に選択的に働くため、他の抗コリン薬と異なり全身性の副作用が少なく、前立腺肥大、緑内障、心疾患の合併症のある患者にも用いることができます。
胃が痛いので胃が痛い時の薬を勉強する
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執筆者:osakanamanbow