1月の会社検診の結果がすこぶる悪かった。
なにしろ空腹時血糖値300ですから。
# もっとさっさと結果渡せよ。どうせ1週間後くらいに来てるのに。
なので、近医に行ったら、データの数値を見ただけで関西電力病院を紹介された。職場から近いからまあいいか。
2019/03/25(月)初診
血液検査、眼底検査。
空腹時血糖400、HbA1c 13.7%。
これだけで糖尿病の確定診断。ブドウ糖負荷試験なんかやるまでもなく。
おまけにインスリン注射の適応対象。
眼底は異常が見られない。
尿中ケトンが出ていないから、即入院とは言わんが、すぐに入院したほうがいいよとの話。
脂肪肝を表す数値は低い。(以前肝生検してNASHと診断されていて、その後放置)
病室が空く最短日の4/5から2週間入院と決まる。
入院まで
会社に事情を話し、休み届を提出。
初め3日間は有休。残りは健康保険の傷病手当金の支給を受けることに。
まあ、私、本社で一番仕事していない人間ですから、休みもあっさり取れる。
本来ならばある仕事の繁忙期なのだが、今年はそれないので余計に。
限度額適用認定証
これがあると、病院窓口での支払いが高額療養費までになる。具体的にはだいたい8万円+αになる。
病院の事務窓口では、健保協会の支部に直接行って申請せよ、とのことだったが、サイトを見たら「郵送が望ましい」って書いてある。
事務窓口ではユニバーサルな案内が必要だから、「直接行け」なのかな。自分では申請書書けない方も多いだろうし。
もっとも、受ける側としては、窓口には極力来てほしくない。郵便のやり取りで済む人のほうがありがたい。人対応してる暇があったら事務処理したい。
これまた職場から近いから直接行ってもよかったんだが、どう考えても時間と労力の無駄。
申請書PDFに入力して印刷して、健保協会の都道府県支部に郵送したら、3営業日後に郵送で送られてきた。
おお、昔懐かし紙の被保険者証(カード型になる前はこれでした)と同じ形式じゃん。ふるー。
入院
10時入院と言われてたけど、10時半に病院に到着。全く問題なし。
4床室でも有料(1日2100円)と追加料金なしがあって、病院側で勝手に決められるんだが、有料の方になっていた。
残念ながらそんな余裕はないので、無料の方が空き次第転室したい旨を伝える。了承されるが、とりあえずは有料4床室に入院。
さて病棟に行くと、リストバンドをはめられて囚人の出来上がり。
まずは病棟クラークさんがフロアの案内。そして病室へ。
いきなり24時間尿計算に入る。トイレに行くたびにおしっこをカップにとって計量器に放り込まねばならなくなった。
昼食前の血糖値は260。だいぶ低くはなったが、まだ高い。
入院後2日間は1日7回(毎食前と後+就寝前)血糖値測定。
昼食。まずは通常食(2400kcal/日)から始めるとのことだが、ごはん多すぎ。半分にしてもらう。
昼食後2hの血糖値は520。うひょー。
夕方には看護師長がやってきて、無料病室が空いたから明日転室できますとのこと。言ってみるものだね。
糖尿病病棟は忙しい
糖尿病の入院なんて、半分は教育が目的だから、日中はスケジュールが目白押し。
午前中は医師による糖尿病教室。
昼食後は理学療法士などによる運動療法。
それが終われば今度は「カンバセーション・マップ」なる話し合いな研修会。
夕方も看護師や管理栄養士によるレクチャータイム。
自由参加だけど、なるべく参加しなければ「お前、勉強する気ないだろ」となって退院させてくれないかもしれん。退屈している暇はない。
糖尿病病棟は病棟だが病棟じゃない。
「一番ベッドが似合わない/ふさわしくない病棟」
安静が必要な病人はほとんどおらず、食事後は運動せよ、ということになる。
見舞いに来た人が「お大事に」とか言うんだが、いやいや、これから病棟内の廊下を10周歩くんです。みたいな。
かかった金額
退院時の自己負担額約10.5万円。
医学管理料:1100点(傷病手当金意見書交付料100点込み)
画像診断料:180点
退院時投薬料:800点
入院料の療養環境加算、患者サポート体制充実加算、入院時支援加算:1100点
DPC入院料:15日間で合計32885点、医療機関係数が×1.3740で45184点
ここまでで48364点=約48万円
保険3割負担で約14.5万円
保険外負担が2160円(診断書)、2100円(有料病室1日)。
食事標準負担額が14日×3食×460円で1万9320円。
ここまでの自己負担は合計約17万円。
限度額適用申請書を出していたから、
保険適用分は約8.2万円。
保険外が約2.3万円。
合計約10.5万円の出費となった。
なお、私が毎月5000円くらいかけている医療保険により、1日1.2万円支給されるので、15日分で18万円支給される。
仕事を休んだ分は傷病手当金でも6割しか補填されないので、保険のプラス分の7.5万はそこに補充されて、結局トントンかな。
医療費プラス収入減少分を医療保険で賄う仕組みとなっている。