洗髪洗面台シャワーホース FM244U14、HC185DW-U14

独り暮らししているお義母様の家の、洗面台から水漏れがすると、犬の散歩に実家に行っている妻から連絡があった。
　
LINEビデオ通話で見ると、水を出すとホースの途中から水が漏れているように見える。そして洗面台の下に漏水していくような状態。そもそも、どうしてホースの途中から水がダバダバ出ているように見えるのかが謎。
　
シャワーヘッドを外して掃除してもらったりしたけれど、埒が明かない。
同じ行政区内なので、実際に行ってみることにした。
　
お邪魔しまーす。
洗面台はミカド製。シャワー付きで洗髪可能な洗面台。
該当ホース部分をよーいっしょっと外して、水を通したりして見ると、わずかに伸び縮みする金属ホースのところどころに見えない穴が開いているっぽい。
自転車のパンク修理の理屈で、水を張った洗面器に穴がありそうなところを沈め、一方の先を指でふさぎ、もう一方の側を口に咥えて吹くと、ブクブク～っと泡が出るところが数か所。ああ、こりゃ駄目だね。
まあ、築12年の家の新築時の洗面台なのでさもありなん。わずかに伸び縮みするホースの構造は、外が金属、中がゴムで、これは逆に耐久年数が短くなるのかなと推測。
ただ単に金属管に穴が開いているだけだったら、100円ショップの耐水パテとかいろいろと方法があるんだが、こりゃ部品交換だね。
　
ミカドの洗面台……だけど、水が通る部品（排水じゃなくて給水系）は、たいてい水栓専門メーカーの部品が多いぞーと思いながら、品番を調べていると、なんと、水に濡れた取扱説明書が出てきた。
洗面台はミカドだけど、水栓はMYMのFM244U14ですね。
その場でスマホで「FM244U14」とググってみると、amazonにKVK製の部品 HC185DW-U14 が出ていて約6000円。
これなら買って交換する方が早いし快適。ということで、後日訪問して交換ということにして、退去した。
素人がテープやパテで悪戦苦闘してまた他のところが劣化して水漏れするよりも、いーしね。
　
家に帰ってググってみると、これはホースだけで、シャワーヘッドとかは別部品。おお、部品を捨てないでくれと電話した。危ない危ない。
http://blog.livedoor.jp/kk_mym/archives/cat_50047132.html
↑ここは正確な記事を掲載している。
　

【HC185DW−U14】旧MYM洗髪水栓用シャワーホース
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MYMは倒産したけど、KVKが事業を引き継いで互換部品を生産している。
正しくはKVKはKVKの部品を生産していているんだけど、それがMYMでも使えるケースが多い。
　
以下、脱線。
MYM（喜多村合金製作所）は水栓金具等の製造販売の老舗で供給量も多かったが2008年に廃業。親族企業のKVK（旧・北村バルブ）に営業譲渡。
さらに洗面台メーカーのミカドも2009年くらいに倒産。タカラ・スタンダードが営業を引き継いだ。ただ、洗面台って基本的にはただの家具だから、補修とか部品とかいう世界じゃない。
　
それから、ヤフー知恵遅れとかで見てみると、シャワーの水漏れで、業者に洗面台全交換といわれて困ったり怒ったりしてる人の多いこと。
それね、部品交換だけじゃ割に合わないから、業者に遠回しに拒絶されてるんだよ。
訪問基本料7000円＋技術料3000円＋部品代実費で訪問交換します、その時に他の事象もあれば料金が追加されます、な世界なわけ。
家を買った人はある程度自分でメンテナンスできるか、DIYできる人を友達なり知り合いなりに持つか、お金払って業者に丸頼みするかの3択だよな。
知らない業者に聞けば、例えホースだけの交換で済む場合でも、水栓ごと全部取り換えましょうとか、洗面台ごと全部取り換えましょうとなる。商売ですから。
判断を他人に任せたら、その他人にとって都合がいい選択しかしませんよ？だから、自分で判断できる力をつけなくちゃ。判断材料は、型番でググるだけでも結構出てくる。
　
それすら出来ないなら、あなた愚かなんですから、黙って業者のカモになりなされ。
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1週間後、取り換えに行った。20分足らずで設置終了。終わり。