「秋のJR神戸線 線路内とぼとぼ体験ツアー」が約5000人に当たったというのに、残念ながら選に漏れた。そんなこと一生に一度あるかないかだと思うのに。残念。
その日は、家の近くのバス停に着いた7:15位に「JR住吉で人身事故」とのYahoo!アプリの通知。
こりゃダメだと妻に迂回出勤の指示を出し、自分はJR大久保駅へバスで向かう。どうせ今日は午後からしか用事がないし、朝の通勤ラッシュ時の人身事故でどうなるかの実地検証にもなろう。
JR大久保駅には7:35位に着いた。
当然運転見合わせ中と思いきや、ホーム上の表示は1番線に「7:30 普通 高槻」行き、2番線は「通過」の表示。
この時点での運転見合わせ区間は尼崎~西明石。
「山陽電車と阪神電車は朝ラッシュで輸送力不足の為、振替代行輸送をしていません。」とのアナウンス。
# なおこの場合、山電まで歩いて(or明石駅までバスに乗って)自腹振替が一番正しい選択肢。
寒いので1番線の各駅停車の車内で吊皮に掴まって待っていると、2番線に新快速が到着。
停車したがドアは開かない。運転士が「本来は通過なのでドアを開けられないが、いま関係各所と調整中」とアナウンス。(ドアを開けてから調整すればいいのに)
そのうちに1番線普通電車の車掌いわく「この電車は間もなく出発します。とりあえず西明石までは先に行きます。ただし、西明石止まりに変更になりました。」との放送。2番線の新快速のドアも開いて民族大移動が起きる。
ところが、しばらくすると2番線の新快速が「こっちが先に出ます」とアナウンス。当然みんな大移動。ボクも大移動。そして先に出発。この時点で8:00頃だったかな。
途中止まることもなく西明石駅の1番線に着いたが、ここで新快速は運転見合わせ。
西明石始発の普通電車を狙うつもりで降車してホームを移動したが、電車が全くいない。
ハテドウスベと思っているうちに先ほど大久保駅1番線に居た各駅停車の西明石止りが3番線に到着。幕を回送にして客を吐き出す。客は1番線の新快速だったり改札外だったりに消える。
寒いホームで待っていても仕方ないので、回送電車の車内で座って待つ。
「今日は特例でICOCA定期券でも、特急券さえ買えば、新幹線に乗れる」とのホームのアナウンス。乗る気ないけど。そもそも3分割定期(大阪~神戸、神戸~垂水、垂水~大久保を毎日改札機に同時投入している)なので新幹線は利用できないし。
ただこのアナウンスの時は結構ひどい状態を意味する。
しばらくボーっと座って待っているといきなり、「この電車が普通京都行きになります」とのアナウンス。あら、ラッキー。
「神戸元町間の上り新快速線で架線切断、快速や新快速も緩行線で運転する予定」とのアナウンスも入る。
当然この電車に客が集中し、ギューギュー詰めになった普通京都行きが発車。東京のJR中央線快速で経験して以来のギューギュー詰めだった。この時点で8:20過ぎ。
# あの新快速、西明石で運転打ち切りだったろうなぁ。
電車は明石、朝霧、舞子、……とさらに客をギュウギュウと積み込みながら東へ進んでいくが、半分寝ていたので記憶がない。
座れていなかったら、明石から山陽電車へ自腹代行輸送しただろうけどね。
新長田……地下鉄乗換駅だが、あまり入れ替わりがなかったような。
神戸……地下鉄乗換駅だが、あまり入れ替わりがなかった。しばらく停車。「隣り2番線に停車中の新快速は運転出来ない」との強いアナウンス。
しばらくすると、ここでこの普通電車も運転見合わせになる。
「神戸元町間で客を線路に下ろしている」との情報が入り、車掌も強い口調で振替代行輸送を勧めるアナウンスを始める。
みんなJRを諦めて代行輸送へ移動する。9:30から阪神・山電も振替輸送を開始。
トイレを催したので、長蛇の列の駅内トイレを尻目に駅外へ出てトイレを済ます。途中で見た地下鉄海岸線ハーバーランド駅の改札口は振替乗車を求める客の長蛇の列だった。
高速神戸駅へ移動して振替乗車証を稚拙に一枚一枚めくって渡す愚図でトロいタコな駅員から受け取り、ホームへ下りてみると、上りはホームいっぱいの人。満員で到着した阪神梅田行き直通特急は諦めて1本やり過ごし、次の阪急梅田行き特急に乗車したのが9:45くらいだったかな。ラッキー、座れたぞ。ぐう……。気付いたら阪急梅田だった。
阪急梅田に着いたのは10:20くらい。職場に着いたのは11時過ぎくらいだった。
迂回通勤していた妻は途中でバスが大渋滞に巻き込まれて、結構大変だったらしい。こういう時は急いでも全然速く着かないから諦めが肝心だぞっと。
結論:
1.時間がある時は、西明石駅から各駅停車を狙う。
2.時間がない時は、明石駅まで2国を通るバスを使うとかして何とか出て、山陽明石駅から山陽電車。
3.高丘地区(大久保団地)から三宮行きの特急バスの利用も視野に。