ささやかながら前職の退職金が100万円くらい出る予定で、それを何とか運用していこう。昔だったら定期預金一択だったんだけどね。
ついでに、今後の投資計画を概観しておく個人的なメモである。
投資信託
この低金利時代だと、投入先の第一選択は投資信託かな。
ということで、積立NISAを楽天証券で契約した。
あ、うちは楽天にベッタリ依存なので、買物は楽天市場。カードは楽天カード。銀行は楽天銀行で、証券は楽天証券で、携帯電話は楽天モバイルね。
ideco
投資信託の第一選択はこれでしょう。毎月、idecoを限度額まで積み立てる。
ということで、idecoを楽天証券で契約した。
- 掛金が全額、小規模企業共済保険料控除で所得控除される。
- 運用益が非課税で再投資できる。
- 受取時に課税されるのだが、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金として受け取る場合は「退職所得控除」の対象。
月額1.2万円、年額14.4万円が限度。
運用商品も限られているので、「たわらノーロード 全世界株式」(0.11%)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(0.162%)かな。
積立NISA
- 運用益と売却益に税金がかからない。(積立後、最長20年間)
- ロールオーバー不可なので、運用終了直前で利益が発生している場合は非課税のうちに売却する必要あり。
- 年で40万円まで対象。
- 毎年運用枠が40万円分発生するので、20年後には非課税投資額が800万円になる。
- なお、一般NISAは年120万円が5年間なので、最大非課税枠は600万円。
ここに枠いっぱいの月3.5万(年40万)放り込もうかな。
インデックス型で「eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー」(0.1144%)、「たわらノーロード 全世界株式」(0.132%)が候補。
バランス型で「eMAXIS Slim バランス 8資産均等型」(0.154%)が候補。
運用は毎年どれを買うか考え直せるので、とりあえずでいいや。
特定口座
普通の投資信託口座。運用益や売却益に普通に課税される。
一般口座でもいいんだけど。(どうせ自分で確定申告するので)
ここに余り金を投入するのかな。
購入基準は以下の通り。
- 信託報酬は低いのが正義。→0.3%より高いものはすべて無視。
- アクティブ型は無視。コストが0.1%台くらいのインデックス型のみ。
- 毎月分配型で分配金利回りが高いものは無視。元利複利が正義。
個人年金保険を研究する
通常は若いうちから積み立てて、老後の貯えとかなんとかな世界なんだが、ボクの場合はもうそんな気はなくて、節税がメインで、あとはただ単に銀行に置いとくよりはいいかな、くらいの感覚。
保険屋のおススメ
マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」
- 外貨(米ドルか豪ドル)で運用。
- 積立利率は年1.5%を最低保障。
- 保険料は円で定額。
- 外貨建なので償還時に為替手数料が必要。円建てよりは利率が高い。
- 見た目の利率は高いが、リスクは受取時の為替差益。
- 月1万で15年、合計180万円積み立てたとする。
- 年1.5%複利積立てで元利合計201.8万円(112.1%)。
- 平均1ドル104円だったとして、ドル換算して約19,400ドル。
- 円高だと、1ドル100円で194万円(107.7%)。1ドル95円で184.3万円。
- 円安だと、1ドル110円で213.4万円(118.5%)、1ドル115円で223.1万円。
ニッセイ(日本生命)「みらいのカタチ」
見た目の利率は悪いんだけど、配当金が付いてくるので、その分が高くなるという話。(それはどこでも同じ話)
10年確定年金で、配当金なしで計算すると、返戻率は103.3%くらいだった。
配当金ありだと、返戻率は113.5%くらいになるようだ。
配当金は、年金開始日前の配当金 + 年金開始日後の配当金である。
現在の予定利率が0.85%、配当基準利回りが1.65%として計算されているようだ。
あとは自分で調べた
JA共済「ライフロード」
積立利率が、最初の5年間は0.5%、以後は最低保証0.75%。2020年4月現在は1.4%とのこと。
最低保証で計算すると、返戻率は102%くらいだった。
こくみん共済(全労済)年金共済
新規受付終了
個人年金保険の保険料所得控除
税制適格特約を付けていると、所得控除される。
控除額は、所得税が毎年4万円、住民税が毎年2.8万円。(月1万円払い込んでいれば十分に最大額打ち止め)
個人年金保険の受取時の所得税
これ、あんまり言われてない。
自分で積み立てたお金の癖に、受取時に所得税がかかる。
雑所得となる。必要経費は以下の計算式。
必要経費=「年金受取額」×(「払込保険料の総額」÷「受取見込み年金の総額」)
もし113.5%の返戻率だったとすると、課税所得はその年の年金受取額の12%になる。
だから、月に1万円、年で12万円を15年積み立てたとして、払込保険料は180万円。
返戻率が113.5%(ニッセイ)になったとして、受取見込み年金額は204.3万円。10年確定年金として、年に20.4万円受け取る。
必要経費が17.97万円で、課税所得が2.4万円。1年の所得税は2400円。
返戻率113.5%とは言うけれど
65歳満期受取時だと、配当金ありでも106.6%にしかならない。
積立の複利計算をすると0.85%の利率でしかない。
そんな利率で、15年間引出し不可の積立貯金はなぁ……。
ということは、やっぱり保険料控除狙いにしかならないか。。。
楽天銀行の普通預金を研究する(年0.10%)
定期預金と同程度の金利
楽天証券の口座とマネーブリッジ連携するだけで、楽天銀行の普通預金の金利が0.10%になる。
マネーブリッジ連携が前月末終了時点で設定されていると、当月1か月間は優遇金利になる。
これ、そこらへんの定期預金とか外貨預金とかに負けてない。
だから、下手に定期預金や外貨預金を考えるよりも、元本保証系資産を一旦ここに全額放り込んでおいて、そこから手を考えた方がいいかな……。
問題は手数料だな。預入時は3万円以上無料なんだけど、引出時は220円以上かかる。
ただ、ハッピープログラムという優遇施策があって、ATM引出が無料になる。
残高10万以上で月1回、残高50万以上で月2回、残高100万以上で月5回無料になる。
臨時出金用としては十分かな。
どうせ今のSMBCのコンビニATM利用も月3回まで無料にとどまってるし。
まとめ
積立NISAに月3.5万円。
idecoに月1.2万円。
個人年金保険に月1.2万円。
合計、月5.9万円投資する。
というと無謀な投資な感覚がするのだが、1年で約72万円。
一応これでも予告されている年間賞与の半額程度なので、無理はないはず。大企業ってすごい。
元本保証じゃないから当てにならないけれど、15年で1080万円貯まるはず。ほんとーかなー。