路線委譲の功罪
北神エリアと鈴蘭台エリアでは様相が変わっている。
北神エリアでは、運行事業者が統一されたことによるメリットが強い。
150系統に絞れば以下のメリットとデメリットがある。
ひよどり台以北については、
○平日はパターンダイヤが採用されてダイヤが分かりやすくなった
×阪急バスの定期券でないと乗れない。
それ以南については、
△本数はほぼ同じ。
×市バス磁気カードが150系統では使えない。(市バス専用昼間カードは割引率大)
×神戸市バス普通区全線定期券が150系統では利用できない?……かと思ったが、市バス路線図に「150・151系統(阪急バス)は、市バスの定期券が一部区間で利用できます。(点線表示区間は利用できません)」と表示あり。点線表示区間は、テニスコート前より北と、ひよどり台ホームより北の区間。
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2013年5月1日より以下の路線は民間に移譲された。
北神エリア:阪急バスに移譲。
60系統(岡場駅~東有野台、阪急バスと共同運行)
62系統(有野中学校前~五社駅~岡場駅~藤原台北町2)
63系統(五社駅前~有野台)
67系統(岡場駅~藤原台南町~岡場駅)
北神エリア:神姫バスに移譲
68系統(岡場駅~北神星和台、神姫バスと共同運行)
※5月1日から一部の便について、イオンモール神戸北まで延伸。
69系統(岡場駅~フルーツパーク、神姫バスと共同運行)
※5月1日から一部の便について、神戸三田プレミアムアウトレットまで延伸。
鈴蘭台エリア:阪急バスに移譲
61系統(神戸駅南口~鈴蘭台)
150系統(神戸駅前~西鈴蘭台駅前)
158系統(谷上駅~しあわせの村)
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北神エリア、鈴蘭台エリアの市バス路線移譲 <神戸市交通局>
http://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/bus/rosenijyo.html
1.路線移譲の趣旨
「神戸市営交通事業 経営計画2015」では、経営の効率化の一環として、官民の役割分担により運行の効率化を図ることとしています。
下記の9路線については、民間事業者に路線を移譲することで、市バス事業の経営改善を図るとともに、民間事業者による既存路線との一体的な運営により、運行の効率化を行うことなどで、バス路線の維持・充実を図ります。
事業者の選定にあたっては、提案競技を実施し、「神戸市交通局市バス路線移譲にかかる運行事業者選定委員会」の結果を踏まえ、移譲路線にかかる運行事業者を決定しました。
2.移譲路線及び運行事業者について
○北神エリア
・60系統(岡場駅~東有野台/阪急バス(株)と共同運行)
・62系統(有馬中学校前~五社駅~岡場駅~藤原台北町2丁目)
・63系統(五社駅前~有野台)
・67系統(岡場駅~藤原台南町~岡場駅)
60系統、62系統、63系統、67系統は阪急バス(株)に路線移譲予定
・68系統(岡場駅~北神星和台/神姫バス(株)と共同運行)
・69系統(岡場駅~フルーツパーク/神姫バス(株)と共同運行)
68系統、69系統は神姫バス(株)に路線移譲予定
○鈴蘭台エリア
・61系統(神戸駅南口~鈴蘭台/阪急バス(株)と共同運行)
・150系統(神戸駅前~西鈴蘭台駅前/阪急バス(株)と共同運行)
・158系統(谷上駅~しあわせの村/阪急バス(株)と共同運行)
61系統、150系統、158系統は阪急バス(株)に路線移譲予定
3.路線移譲実施日
平成25年5月1日(水)(予定)
4.今後の予定
阪急バス(株)、神姫バス(株)と路線移譲を円滑かつ確実に実施するための詳細協議を行い、国等への手続きを経たうえで、路線移譲を実施します。
なお、阪急バス、神姫バスとも、ICカード対応を進めており、神戸市敬老ICカード、各社独自のICカードなどが使用可能ですが、今回移譲する路線では市バス専用カード等の磁気カードが使用不可となります。また、現在お持ちの定期券の移譲実施日以後の取扱いなどについては、利用者利便を考慮しつつ運行事業者と協議します。
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# 5/1以降も有効の定期券は、定期券券面の有効期間まで有効。となった。
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市バス路線移譲に伴う提案競技の実施 <神戸市記者資料提供 平成25年1月10日>
神戸市交通局 経営企画調整課
神戸市バス路線移譲に伴う提案競技の実施
1.路線移譲の目的
「神戸市営交通事業 経営計画2015」では、経営の効率化の一環として、官民の役割分担により運行の効率化を図ることとしています。
下記の9路線については、市バス事業の経営改善を図るとともに、民間事業者の運行ノウハウを最大限に活用し、既存の他路線との一体的な路線運営を行うことなどにより、一層の効率的な路線運営が期待できる民間事業者を募集し、バス路線の維持・充実を図ることとします。
2.路線移譲する対象路線(計9路線)
(1)路線区分A(4路線)
60系統(岡場駅~東有野台)
62系統(有馬中学校前~五社駅~岡場駅~藤原台北町2丁目)
63系統(五社駅前~有野台)
67系統(岡場駅~藤原台南町~岡場駅)
(2)路線区分B(2路線)
68系統(岡場駅~北神星和台)
69系統(岡場駅~フルーツパーク)
(3)路線区分C(3路線)
61系統(神戸駅南口~鈴蘭台)
150系統(神戸駅前~西鈴蘭台駅前)
158系統(谷上駅~しあわせの村)
3.運行事業者の選定方法
路線区分AからCごとに運行事業者を募集し、外部委員を中心とする選定委員会において提案内容を審査のうえ、路線区分ごとに運行事業者を選定します。
4.運行条件
(1)移譲先となる運行事業者は、サービス水準の更なる向上を図るなど、バス利用者の利便性確保のために最大限の努力を行うこととします。
(2)運行事業者は、路線移譲実施日から少なくとも3年間は、路線、運行本数、運行時間帯及び基本運賃について、現行の運行サービス水準と同程度のサービス水準を維持するものとします。
5.応募条件
(1)道路運送法その他関連法令等に適合すること。
(2)市内に一般乗合バス路線(高速・定期観光・限定・深夜を除く)を有すること。
(3)国税(法人税及び消費税)及び市内に事業所等がある場合は市税(法人市民税及び固定資産税)を滞納していないこと。
(4)「神戸市指名停止基準要綱」に定める指名停止の措置要件に該当しないこと。
6.今後のスケジュール
・募集要項の配布 平成25年1月15日~25日
※募集要項(共通編)については、ホームページにて配信
http://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/
・応募提案書類の受付 平成25年1月28日~2月1日
・事業者決定 平成25年2月中旬
・路線移譲実施日 平成25年5月1日(予定)(選定事業者による業務開始)
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神戸市バス、9路線を民間移譲 2013年度中 <神戸新聞 2012/11/29 20:00>を編集
神戸市交通局は2012/11/29、不採算となっている神戸市バス9路線について、2013年度中に民間バス会社に移譲する方針を明らかにした。いずれも神戸市北区を走る路線で、9路線で年間計約1億5千万円の赤字となっている。2012年度中にコンペを実施し、移譲先を選ぶ。
2012/11/29開かれた神戸市議会の常任委員会で報告した。神戸市交通局によると、路線移譲で経営改善を図るとともに、民間業者のノウハウを生かし、路線の維持・充実を目指す。神戸市バスの路線を民間移譲するのは、2005年に神戸市西区の5路線で実施して以来。
新たに民間移譲するのは、岡場駅~北神星和台、神戸駅南口~鈴蘭台、谷上駅~しあわせの村などの9路線。うち6路線は現在、民間業者に運行を委託。残り3路線も民間と神戸市の共同運行で、神戸市の直営部分は限られる。このため神戸市交通局は「路線移譲による大幅な余剰人員は生じない」としている。
移譲先を選ぶコンペでは、少なくとも3年程度は現在の運行本数を維持することを条件とし、新たなサービス向上策などの提案も求める。
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# http://www.city.kobe.lg.jp/information/municipal/h24/img/kigyo241129-5.pdf
神戸市議会 企業建設委員会 2012/11/29交通局提出資料によると、対象路線は以下のとおり。
(1)有野営業所担当路線
60系統(岡場駅~東有野台、阪急バスと共同運行)
62系統(有野中学校前~五社駅~岡場駅~藤原台北町2)
63系統(五社駅前~有野台)
67系統(岡場駅~藤原台南町~岡場駅)
68系統(岡場駅~北神星和台、神姫バスと共同運行)
69系統(岡場駅~フルーツパーク、神姫バスと共同運行)
(2)阪急バスとの共同運行路線
61系統(神戸駅南口~鈴蘭台)
150系統(神戸駅前~西鈴蘭台駅前)
158系統(谷上駅~しあわせの村)
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#有野営業所は業務委託に移行済。現在は神戸交通振興が受託。
#150系統は、今回上がっていない65・123系統とほぼ同じ路線であり、158系統と一部ダブる路線のため、これを含めた再編が予想される。
神戸市バス、9路線を民間移譲 2013年5月1日~
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執筆者:osakanamanbow